コバヤシ リユウジ
小林 隆司 所属 兵庫医科大学 リハビリテーション学部 作業療法学科 職種 教授 |
|
研究期間 | 2018/04~2023/03 |
研究課題 | 虚弱高齢者の作業遂行能力改善に特化した施設型集団プログラムの開発 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(C) |
科研費研究課題番号 | 18K02151 |
キーワード | 生活行為, ポジティブディビアンス, 社会福祉, 虚弱高齢者, 作業遂行能力, リハビリテーション, 施設型サービス, 施設型集団プログラム, 作業療法, 訪問型サービス, 作業遂行, 通所型サービス, 介護保険, フレイル, 総合事業, 介護予防プログラム, 介護予防, 介護予防事業, 健康増進プログラム, 健康増進, 通所型サービスC, 短期集中サービス, 短期集中支援, 地域支援事業 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 石橋 裕 |
概要 | 本研究は、虚弱高齢者の作業遂行能力改善に特化した施設型集団プログラムの開発することを目的に、研究を実施している。 2021年度は、2019から2020年度に実施した2種類の施設型集団プログラムの論文が海外雑誌と国内雑誌に掲載された。具体的には次のような内容であった。生活リテラシーを高めることを目的としたプログラムと従来の運動機能向上プログラムを実施した時、生活上の目標達成と運動機能に違いがあるのか検討した。その結果、反復測定に主効果が認められ、従来の運動機能向上プログラムも、生活上の目標を達成する効果があることが明らかになった。また、タブレットを用いて生活リテラシーを高め、作業遂行能力の改善を促したプログラムでは、生活の質が優位に改善するなどの効果が報告できた。 このようなプログラムへの参加者を選定する目的で、2種類の評価方開発にも着手した。ひとつは外出支援を目的の一つとした、化粧行為評価表の開発、さらに、訪問型サービスとの連携を目的とした短期集中予防サービスの診断表の開発を行なった。いずれもCOSMINチェックリストに基づき開発し、ともに内容的妥当性の検証まで完了し、化粧行為評価表は論文掲載予定となった。 一方で、虚弱高齢者がなぜ虚弱高齢者となったのか、あるいは、元気高齢者はなぜ元気高齢者のままでいられているのか、その背景について検討できていない。そこで、研究期間を1年間延長し、健康高齢者を対象に、元気である秘訣をポジティブディビアンスとHabit formationの観点から分析を行うことにした。 |