カタダ チヒロ
KATADA Chihiro
片田 千尋 所属 兵庫医科大学 看護学部 看護学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2013/07/07 |
発表テーマ | ダウン症の可能性を告げられた母親の前向きな気持ちを支える援助 |
会議名 | 第15回日本母性看護学会学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 片田千尋、西村明子、末原紀美代 |
概要 | 本研究は、我が子にダウン症の可能性があると告知を受けた後、母親が育児に前向きな気持ちになるまでの心理過程に、告知時後の医療者が与える影響を明らかにすることを目的とした。3歳から就学以前のダウン症児を養育する母親9名を対象とし、平成24年6月~11月に病名告知時の状況や心理、育児への思い等について半構成面接を個別に計2回行った。面接内容の逐語録を修正版グラウンデッドセオリーアプローチの手法で分析した。その結果、ダウン症の可能性を告知された後、育児に前向きな気持ちになるまでの母親の心理過程は、【突然の告知に追いつかない理解と感情】【将来への希望の喪失感】【孤立を進行させる心理】【ダウン症である事への実感】【前に踏み出す契機との出会い】から構成されていた。しかし、告知時やその後の医療者の支援に不満を抱いた母親では、【医療者によって増幅される不安】が追加され、前向きな気持ちになる時期が遅延することが示唆された。 |