タカラ コウジ
髙良 恒史 所属 兵庫医科大学 薬学部 医療薬学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/10 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | がん化学療法プロトコル構成薬剤の使用方法に関する標準化への取り組み |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本病院薬剤師会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | (一社)日本病院薬剤師会 |
巻・号・頁 | 47(10),1289-1293頁 |
著者・共著者 | 北澤 文章, 上田 久美, 高良 恒史, 横山 照由, 杉井 彦文, 島崎 千尋 |
概要 | がん化学療法プロトコルを構成するすべての薬剤に対して使用方法の標準化を試みた。対象は社会保険京都病院全診療科の既登録119種類とした。標準化を実施した項目は、プロトコル構成薬剤の輸液・投与経路・時間・順序、制吐薬・支持療法薬・ハイドレーションの使用法並びに血管外漏出に対する対処法とした。標準化実施後、その内容から逸脱したレジメンの割合は顕著に低下し、適正化の推進が認められた。プレアボイド件数は増加したが、これはプロトコルの共有化が処方鑑査の精度を向上させたと考えられる。また、抗がん剤を除く薬剤費は14.8%減少した。一方、標準化実施後、プロトコル設計への薬剤師の介入割合は約8割であり、密接な関与を可能にした。以上、プロトコル構成薬剤使用法の標準化は、がん化学療法の適正化の推進、安全水準の向上および医療費の縮減、さらに均質化されたがん化学療法を提供するうえで有用である。(著者抄録) |
ISSN | 1341-8815 |