タカラ　コウジ   髙良　恒史    所属   兵庫医科大学  薬学部 医療薬学科    職種   准教授
言語種別	日本語
発行・発表の年月	2018/08
形態種別	学術雑誌
査読	査読あり
標題	モノクローナル抗体医薬品による血液に対する有害事象の発症時期ならびに発症パターンに関する調査
執筆形態	共著
掲載誌名	医薬品情報学
掲載区分	国内
出版社・発行元	(一社)日本医薬品情報学会
巻・号・頁	20(2),72-80頁
著者・共著者	駒田 富佐夫, 中山 優子, 高良 恒史
概要	独立法人医薬品医療機器総合機構が公表している「副作用が疑われる症例報告に関する情報」データを医薬品副作用データベースからダウンロードした。血小板数減少は、ゲムツズマブオゾガマイシン、リツキシマブならびにイブリツモマブ(90Y)で全症例数のうち20%以上と多く報告され、ゲムツズマブオゾガマイシンではラムシルマブとパニツムマブを除き血小板数減少の発症時期は他の薬物に比べ有意に早かった。白血球数減少は、ゲムツズマブオゾガマイシン、セツキシマブ、インフリキシマブ、リツキシマブならびにトシリズマブで多く報告され、ゲムツズマブオゾガマイシンにおける発症時期は他のすべての薬物に比べ有意に早かった。好中球数減少は、ゲムツズマブオゾガマイシン、セツキシマブ、ラムシルマブ、トラスツズマプ、パニツムマブ、ベバシズマブならびリツキシマブで多く報告され、ゲムツズマブオゾガマイシンにおける発症時期はインフリキシマブを除く他の薬物に比べ有意に早かった。ベバシズマブ、リツキシマブならびにイブリツモマブ(90Y)では貧血発症時期が血小板、白血球や好中球の減少に関連する有害事象の発症時期に比べ有意に遅かった。
ISSN	1345-1464/1883-423X