スズキ ユキエ
鈴木 千枝 所属 兵庫医科大学 看護学部 看護学科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 家族介護者の介護生活影響尺度の開発 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 看護研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 49(7),604-614頁 |
著者・共著者 | 岩田 昇, 堀口 和子, 鈴木 千枝 |
概要 | 目的:在宅介護による家族介護者の生活への影響を簡便に評価するための測定尺度(介護生活影響尺度)を開発し,心理測定法的特性を検証する。対象:要介護高齢者の家族介護者1020名から得た無記名自記式質問紙調査票回答のうち,主介護者の性別に欠損のない980名(女性757・男性223)。方法:家族介護者に対する質的研究および既存の介護の否定・肯定評価に関する尺度を参考に,8項目4件法の項目候補を作成した。結果:介護による生活への「ネガティブな影響」および「ポジティブな影響」の2高次因子の下に,それぞれ2つの一次因子「社会機能障害」「自己犠牲」および「ポジティブ心理」「自己・家族成長」を擁する因子構造を得た。α信頼性係数による信頼性の検討では,各下位尺度および高次因子に対応する尺度ともに,概ね良好な内的整合性が認められた。認知的介護評価尺度・対処方略尺度の関連性の検討により,4下位尺度の収束的妥当性および弁別的妥当性が認められた。結論:介護生活影響尺度は,家族介護者の介護による生活への影響を簡便に把握する,心理測定法的特性に優れたツールであり,今後現場での活用が期待される。(著者抄録) |
ISSN | 0022-8370/1882-1405 |