カツラギ サトコ
KATSURAGI Satoko
桂木 聡子 所属 兵庫医科大学 薬学部 医療薬学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/10 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 神戸市薬剤師会所属薬剤師への災害活動に関する意識調査 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 薬学雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 10 |
概要 | 2014年における日本の薬局薬剤師は約16万人18)である.薬局薬剤師は災害時に何らかの形で支援が可能な医療従事者であり,潜在的なリソースとして大きな期待5,19,20)がされている.しかし,薬局薬剤師が担う災害時の活動の実際は,現場で職能を遺憾なく発揮して柔軟かつ臨機応変に対応しているため,一般論として具体的に整理されておらず,それ故,薬局薬剤師に対する組織的な災害時教育プログラム21,22)は現在も模索段階にある.加えて,災害時の薬局薬剤師の活動に関する報告は,経験を伝えるとう形となるため事例報告的になりがちである.この形を否定するわけでは決してないが,本領域に関してまとまった学術的な報告が未だ少ないことが,薬局薬剤師の災害支援に公的な説得力を持たせにくくしている一面がある.
本研究では,薬局薬剤師の災害支援に関する考えや傾向を明らかにするため,神戸市薬剤師会の主催する保険薬局・保険薬剤師伝達講習会に参加をした薬剤師を対象として災害救援活動に関するアンケート調査を行った. |