モリヤマ マサヒロ   MORIYAMA Masahiro
  森山 雅弘
   所属   兵庫医療大学  薬学部 医療薬学科
   兵庫医療大学  大学院薬学研究科 医療薬学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/08
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 進行・再発の結腸・直腸がんに対するトリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合錠の血液毒性におよぼす初回投与前腎機能の影響
執筆形態 共著
掲載誌名 日本病院薬剤師会雑誌
掲載区分国内
出版社・発行元 一般社団法人日本病院薬剤師会
巻・号・頁 53(8),981-985頁
著者・共著者 辻井聡容、大垣孝文、中永かおり、今井清隆、木瀬大輔、一幡結、霜倉智子、土肥由香里、松原一麿、多田章二、森山雅弘
概要 結腸直腸癌治療薬であるトリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合錠(TAS-102)は、
配合成分であるチピラシル塩酸塩が腎排泄型の薬剤であることから、腎機能低下による薬物動態への影響が懸念される。しかしながら、TAS-102の有害事象と腎機能との関連性についての情報は少なく、初回投与前の腎機能に着目した報告は見当たらない。そこで今回、TAS-102投与による血液毒性発現と初回投与開始直前の腎機能検査値との関連性について検討を行った。分析の結果、TAS-102初回投与開始直前のCcrが89 mL/min以下の患者では、Grade3以上の血液毒性の発現率が高くなっていた。さらに、腎機能に軽度以上の異常がある患者は、1コース目施行中の白血球数・好中球数が、正常な患者と比べてより低い最低値となり、重篤化しやすいことが示唆された。これらの結果より、Ccrを利用した腎機能の投与前評価は、TAS-102投与による血液毒性の発現予測因子として有用な指標となることが示唆された。