フカワ アキコ
FUKAWA Akiko
府川 晃子 所属 兵庫医科大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/12 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 看護師と医師の協働による進行がん患者のギアチェンジを支える援助 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 高知女子大学看護学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 高知女子大学看護学会 |
巻・号・頁 | 40(1),97-108頁 |
著者・共著者 | 青木 美和, 藤田 佐和, 府川 晃子, 大川 宣容, 森下 利子 |
概要 | 進行がん患者・家族の多くは、病状が悪化し治癒が望めなくなった時点で突然に緩和医療への移行を勧められている現状にある。本研究の目的は、看護師と医師が、互いに協働しながらどのようなギアチェンジを支える援助を行っているのかを明らかにし、援助モデルを構築するための示唆を得ることである。5年以上のがん看護の臨床経験を有する看護師およびがん診療拠点病院で緩和ケアチームに関わる医師のうち研究参加への同意が得られた計25名を対象に、半構成的面接を行い、得られたデータを質的帰納的に分析した。その結果、看護師のギアチェンジを支える援助として5局面13のカテゴリー、医師の援助として4局面10のカテゴリーが抽出された。看護師と医師の援助を再統合した結果、看護師と医師が互いに協働しながら行うギアチェンジを支える援助として、[看護師と医師に共に備わっているギアチェンジを支える援助の基盤]、[看護師と医師がかかわりの方向性を統一させて行う援助]、[看護師と医師が同じ時間を共有して行う援助]、[看護師と医師が協働して織りなす連続性をもつ援助]が明らかになった。また、看護師と医師は、患者のギアチェンジを支える基本的な援助技術を基にして、患者のQOLを維持するより質の高い援助へと発展させていると考えられた。(著者抄録) |
ISSN | 1345-0433 |