サカグチ アキラ
SAKAGUCHI Akira
坂口 顕 所属 兵庫医科大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 兵庫医科大学 大学院医療科学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 人工橈骨頭置換術後の理学療法経験 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 理学療法兵庫 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 22,37-40頁 |
担当範囲 | 研究の企画・考察 |
著者・共著者 | 北風浩平,荻野智之,和田智弘,坂口顕,川口浩太郎,内山侑紀,道免和久 |
概要 | 今回我々は、過去に報告が少ない人工橈骨頭置換術(Radial head arthroplasty:RHA)後の一症例を経験した。RHA後の肘関節の関節可動域(Range of motion:ROM)制限に注意して理学療法を行い、良好な経過を示したので考察を加えて報告する。症例は80歳代の女性で、転倒により左橈骨頭骨折を受傷し、左RHA施行となった。術翌日から左肘関節のROM制限の原因を自動運動・他動運動・抵抗を加えた等尺性運動・触診を用いて評価し、アイシング・微弱電流刺激・交代浴・干渉波・超音波を実施し、徒手にて圧迫・ストレッチ・ROM練習・エクササイズを行った。術後4ヵ月で、本症例は左肘関節のROM制限が改善し、問題なく日常生活が送れるようになった。本症例は、術後早期からROM制限の原因となる病態や組織に応じて物理療法を積極的に実施し、徒手操作とエクササイズを工夫しながら行ったことで、日常生活に必要な左肘関節のROMを獲得できたと考えられる。 |