サカグチ アキラ   SAKAGUCHI Akira
  坂口 顕
   所属   兵庫医科大学  リハビリテーション学部 理学療法学科
   兵庫医科大学  大学院リハビリテーション科学研究科 リハビリテーション科学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/06
形態種別 大学・研究所等紀要
査読 査読あり
標題 中学生サッカー選手における足関節内反捻挫既往者の股関節外転筋力の特徴
執筆形態 共著
掲載誌名 兵庫医療大学紀要
掲載区分国内
出版社・発行元 兵庫医療大学
巻・号・頁 9(1),21-25頁
総ページ数 6
担当範囲 研究の企画立案,データ処理,考察
担当区分 責任著者
著者・共著者 大賀寛人,楠原悠生,坂口顕,藤岡宏幸
概要 本研究は、中学生サッカー選手の捻挫既往の有無による股関節外転筋力やパフォーマンステストの比較と、関連性を明らかにすることを目的とした。兵庫県サッカー協会に所属する男子中学生のうち、捻挫既往者19名19脚、非捻挫既往者24名48脚を対象とした。捻挫既往群は1年生6名、2年生6名、3年生7名、非捻挫群は1年生8名、2年生7名、3年生9名であった。等尺性股関節外転筋力ならびにパフォーマンステスト(side hop test、8 hop test)を測定した。各学年内における捻挫既往群と非捻挫群で筋力やパフォーマンステストの差を比較した。また各群ごとに筋力とパフォーマンステストの相関係数を算出した。3年生における股関節外転筋力は捻挫既往群で有意に低値を示した。筋力とパフォーマンステストの相関では、非捻挫群でside hop testにおいてr=-0.66、8 hop testにおいてr=-0.50の中等度の負の相関を認め、筋力が大きい選手ほどパフォーマンステストのタイムが早かった。一方で捻挫群は相関が認められなかった。捻挫既往者はパフォーマンス遂行において、健常者とは異なる運動戦略を継続しており、身体的成長のピークを過ぎた中学3年生時に筋力差が生じることが示唆された。