カワグチ コウタロウ
KAWAGUCHI Kotaro
川口 浩太郎 所属 兵庫医科大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 兵庫医科大学 大学院リハビリテーション科学研究科 リハビリテーション科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 膝前十字靱帯再建術後における膝関節筋力、下肢運動機能の回復に対する片脚立ち上がりエクササイズの有効性 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本臨床スポーツ医学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | (一社)日本臨床スポーツ医学会 |
巻・号・頁 | 29(2),164-171頁 |
著者・共著者 | 上池 浩一, 川口 浩太郎, 吉矢 晋一, 森 孝久 |
概要 | 本研究では、膝前十字靱帯再建術後における膝関節筋力や下肢運動機能の回復に対する片脚立ち上がりエクササイズ(single leg standing up exercise、SLSE)の有効性について検討した。前十字靱帯(ACL)再建例55例に対して既存のプロトコルに加え、再建術2ヵ月経過した時点から40cm台から片脚で立ち上がり動作を行うSLSEを開始させ、術後3ヵ月で30cm台、術後4ヵ月で20cm台、術後5ヵ月で10cm台を用いて毎日50回行わせた(介入群)。既存のプロトコルのみ行ったACL再建例64名をコントロール群とし、術後3・8・10ヵ月の角速度60°での等速性膝伸展・屈曲筋力と術後8・10ヵ月の下肢運動機能の評価としてTriple hop test(THT)を行わせ、それぞれの成績を群内および群間で比較した。2群ともに膝伸展・屈曲筋力、下肢運動機能は経時的に回復していたが、術後8ヵ月における膝伸展・屈曲筋力とTHTの値、術後10ヵ月における膝屈曲筋力とTHTの値は介入群が有意に高かった。本研究の結果から、SLSEは膝前十字靱帯再建術における膝関節筋力や下肢運動機能の回復に対して有効なエクササイズになり得る可能性が示唆された。(著者抄録) |
ISSN | 1346-4159 |