カワグチ コウタロウ   KAWAGUCHI Kotaro
  川口 浩太郎
   所属   兵庫医科大学  リハビリテーション学部 理学療法学科
   兵庫医科大学  大学院リハビリテーション科学研究科 リハビリテーション科学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/01
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 hop testの成績と膝関節筋力の関係 異なるhop testによる検討
執筆形態 共著
掲載誌名 日本臨床スポーツ医学会誌
掲載区分国内
出版社・発行元 (一社)日本臨床スポーツ医学会
巻・号・頁 30(1),179-184頁
著者・共著者 上池 浩一, 島本 大輔, 川口 浩太郎, 諸岡 孝俊, 吉矢 晋一
概要 Single hop for distance、cross over hopや6-m timed hopなどのhop testはアスレティックリハビリテーションの効果判定や競技復帰の指標として用いられる。hop testの成績には膝伸展筋力が関係すると報告されているが、hop testの種目が異なった場合、膝伸展筋力との関係性が見出せない場合があり、hop動作と筋力の間に特異性が存在する可能性がある。本研究の目的は異なるhop testの結果と膝関節筋力の関係について検討することである。対象は下肢関節疾患の既往のない成人67名とした。膝伸展・屈曲筋力はハンドヘルドダイナモメーターを用いて測定し、体重で補正した値を算出した。hop testはsingle hop distance(SHD)とtriple hop distance(THD)を測定し、SHDとTHDの成績と膝関節筋力の関係について解析した。SHDの成績と膝伸展筋力には有意な相関関係が認められたが(r=0.79、p<0.01)、膝屈曲筋力には相関関係が認められなかった。一方、THDの成績においては膝伸展筋力(r=0.28、p<0.05)よりむしろ膝屈曲筋力(r=0.67、p<0.01)に、より高い相関関係が認められた。本研究の結果から、hop testの種目によって、その成績と膝伸展及び屈曲筋力との相関関係が異なる可能性が示唆された。(著者抄録)
ISSN 1346-4159