ムカイハタ ツヨシ
向畑 毅 所属 兵庫医科大学 看護学部 看護学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 日中身体拘束している患者の行動拡大に向けた取り組み 動く重症心身障害児(者)病棟にて |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 中国四国地区国立病院機構・国立療養所看護研究学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中国四国地区国立病院機構・国立療養所看護研究学会 |
巻・号・頁 | 11,69-72頁 |
著者・共著者 | 原田 侑輝, 豊岡 由美恵, 田邉 佳史, 池田 純子, 須磨 愛, 竹内 孝宣, 向畑 毅, 松川 裕子, 夏田 真理 |
概要 | 精神発達遅滞の拘束患者(40代男性)に対する行動拡大に向けた取り組みを通して、行動拡大に効果的な看護について検討した。対象患者の発達年齢は3歳であった。知的発達としては、日常生活に関する簡単な言語理解はあった。対象患者の行動を注意深く観察し、得られた情報をもとに、拘束の時間を減少させるために、1)拘束を解除時に拒否がある時は時間を置く、スタッフが交代して関わる。2)昼食・おやつ・夕食の時間を利用してデイルームへ誘導する。3)誘導後デイルームで過ごす時間を増やすため、トイレ誘導・髭剃り・テレビを観てもらう・音楽を流す・ラジオ体操の参加を促すなど行う。4)転倒を防止し座ってもらうように促す。A氏の周りの環境を整え、スタッフが見守る。5)拘束解除時間記入用紙にスタッフは日中の状況や気づきを記入し、看護介入に活かす。などの五つの取り組みを行った。最初の2週間は拘束を外そうとすると、拒否し、ベッド柵を掴んで離れようとしないことがあった。看護師の関わりで徐々に変化し、拘束解除時間が54分から3時間30分に増えた。患者の過去の情報を分析し、理解しようと関わったことで拘束時間を減少させることに繋がった。 |
ISSN | 1880-6619 |