カワウチ エミコ   Emiko Kawauchi
  川内 惠美子
   所属   兵庫医科大学  看護学部 看護学科
   職種   准教授
発表年月日 2019/08/23
発表テーマ 新卒看護職者の教育体制とワーク・エンゲージメントに関する研究
会議名 第23回日本看護管理学会学術集会
主催者 日本看護管理学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 新潟
発表者・共同発表者 *川内惠美子
末神純子
西村明子
概要 新卒看護職者の教育体制とワーク・エンゲージメントについて明らかにするために、2018年9月に特定特定機能病院1施設、地域医療支援病院3施設(約500~900床)の新卒看護職者311名に質問紙調査を行った。質問の内容は属性、労働環境、教育体制や仕事の支援状況等である。ワーク・エンゲージメントはUWES-J9項目版を使用した。
調査結果は105名の新卒看護職者から回答を得て(回収率33.8%)、既卒者、不完全回答者を除外し、98名を分析対象とした。4施設のうち新卒看護職者が配属された病棟は53あり、プリセプターシップを行っていたのは38病棟(71.7%)、チューターシップは12病棟(22.6%)、メンターシップは1病棟(1.9%)、チーム支援型は2病棟(3.7%)であった。新卒看護職者のUWES-Jは、プリセプターシップを行っている群とそれ以外の群に分け平均値の差を比較した結果、「活力」でプリセプターシップ群(2.3±1.2)がそれ以外の群(1.7±1.3)に比べ有意に得点が高かった。
これらのことから、プリセプターシップによって、先輩からある一定期間安定して教育を受ける事は、新卒看護職者にとって活力を持ち積極的に仕事に向かえることにつながっている可能性が示唆された。