スズキ ユキエ
鈴木 千枝 所属 兵庫医科大学 看護学部 看護学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2018/07/14 |
発表テーマ | 配偶者と死別した独居高齢者のソーシャルサポートに基づいた悲嘆の適応過程 |
会議名 | 第23回日本在宅ケア学会学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 大阪 |
発表者・共同発表者 | 柴田りさ, 堀口和子, 鈴木千枝. |
概要 | 本研究では、独居高齢者が住み慣れた地域のなかで、配偶者と死別後、どのような状況の時にどのようなソーシャルサポートを受けながら、悲嘆の適応過程を辿ったのかについて明らかにする。配偶者と死別後概ね1~3年経過した独居高齢者で、何らかのソーシャルサポートを受けながら悲嘆のプロセスを経て、適応状態にある者、9名を対象に半構造化面接を行った。その悲嘆の適応過程は、「配偶者の死に打ちひしがれ、ごく身近な他者からソーシャルサポートを受けている」「友人や同じ境遇の他者からソーシャルサポートを受けることで気持ちに変化が起こる」「様々な他者との関係性の中で多様なソーシャルサポートを受け悲嘆に適応している」の3段階に分けられた。配偶者と死別した独居高齢者が悲嘆の適応過程を辿るには、独居高齢者が独りではないと実感できるように支援すると同時に、配偶者と死別経験者と関われる「場」や「環境」の設定など、地域づくりを進めていくことが重要であると示唆された。 |